早口で温かな県民

三重県に引っ越して驚いた事の一つに、とても早口だ、という事があります。
私自身早口ですし、県外から越しては来ましたが発音のニュアンスが似た県からの移動だったため、初めて三重の方の会話を聞いた時には軽いカルチャーショックですらありました。
電車内で60代くらいの女性が二人楽しそうにお話しされていたのですが、それはもう本当に早口で、最初あまりに聞き取れないのでこの二人は海外の方なのかな?と思ったほどです。

ただ早口ではありますが、みなさんとても気さくでよくスーパーなどでも話しかけられることが多かったです。
その時にも早口なので聞き取れない事もありましたが、聞き返すと少しゆっくり目に話してくれたり話し方を変えてくれたりと、工夫して下さいました。
どの方も、聞き取れない事に嫌な顔をすることなく対応して下さったのが嬉しかったです。

私が住み始めた町はとても田舎の山と海に囲まれた所でしたが、こちらから何かを尋ねてもとても丁寧に対応してくれて、引っ越してきた疎外者、というような思いをしたことは一度もありませんでした。
三重県には縁もゆかりもない所からの移住でしたが、昔からお伊勢参りの聖地として人を受け入れてきた県民性なのでしょうか、排他的な所がなかったように思います。
私が出会った三重県民の人たちのほとんどは誰に対しても温かく、人が良い感じの人ばかりでした。

ただ、どこで聞いても文房具店がないのには困りましたが…。ある本屋さんでは『文房具店』という言葉すら初めて聞いたような顔をされました。

ちょっと拘ったレターセットやペンを買うにもわざわざ百貨店まで行かねばならず、それが自宅から片道3時間はかかるような場所でしたので、それだけが唯一不便な思い出として残っています。