三重県民の性格や気質

藤子不二雄氏のコミック「忍者はっとりくん」には、伊賀忍者のはっとりくんと甲賀忍者のけむまきくんが登場します。

伊賀忍者の本拠地、伊賀は現在の三重県伊賀市と名張市を指します。
三重県の県民性をある書籍では、大都市に囲まれたお人好しと表現していました。地理的には確かに、大阪、京都、名古屋に挟まれた格好で、縦に長い県であることは確かです。
どっち付けずのお人好しだそうです。

伊賀は歴史上、強力な武将がなく自分たちの身は自分で守ろうと伊賀流の忍術が発達しました。
先述の忍術はっとりくんでは、伊賀流と甲賀流は敵対的に描かれていますが、実は山を挟んで隣り合う両者は有事の際にはお互いを助け合うようになっていました。
その協力も身を守るために必要だったのでしょう。

つまり、伊賀は確かにどこにも付かずに織田信長に焼き払われるまで自分たちの手で自分たちの里をその洗練された忍術、工作技術で守っていたのです。
一説には、信長も伊賀忍者を脅威としてとらえ、その力を恐れたからこそ何万もの軍勢で伊賀を攻めたと言われています。

このような歴史から三重県の、特に南の地域の人々の気質は、どっち付かずではあるけれども、それはお人好しではなく、独立心が強いが故でると考えることができます。
もっと砕いて言うと、気が強くてなびかない。頑固であると言えます。

ちなみに、一般的に伊賀流と甲賀流では、コミックの影響からか、伊賀が良い者、甲賀が悪者と思われがちですが、少し調べるとそうではないらしいのです。
甲賀は、一人の主君に仕え、人情に熱いとありますが、伊賀は、金で仕事を請け負い冷徹に依頼を遂行するプロだそうです。
どちらも全国に知られる忍術流派で協力関係でもあるのですが中身は大分異なっていたようです。
はるか昔のことなのでどの情報が真実かはわかりませんが、三重県の戦国ロマンから県民性を想像するのもなかなか楽しいものです。